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香りと味わいの調和とコントラストも楽しんで
【蔵元コメント】
使用する米は岡山を代表する酒造好適米、雄町を使用。
雄町は優秀な酒造好適米として各地で交配種として使用され、山田錦や五百万石などの優良品種の親として重宝されました。
現存する酒造好適米の約2/3の品種は雄町の系統を引き継いでいます。
初めは温度の低さにより立ち香は控えめ。注いで10分ほどで穏やかな吟香が良く感じられます。
優しい柑橘の香り。純吟であれど香り先行ではなく、やはり旨味(味わい)はとても大切で、その観点からしても、この雄町純吟は冷蔵温度から出したてよりも10分ほどしてからの味の開きがとても良いです。
生原酒ならではの口に含んだのち、後半余韻に感じるほのかな苦味も心地よいです。
純米ははっきりとした旨味勝ですが純吟は香りと味わいの調和とコントラストも楽しんで下さい。
【1】三冠酒造
江戸時代後期の文化3年(1806年)に創業
令和元年から新たな杜氏を迎え三冠らしい酒の表現に取り組んでいます。
製造する日本酒は全量「特定名称酒」
使用する米はすべて岡山県産にこだわり、飲み飽きしない味わいで地域に愛される酒造りに取り組んでいます。
コンセプトは「名脇役に徹し、食事を主役にする酒」
当蔵の近くに岡山県を代表する下津井という漁港があります。
そこから一番近くにある蔵です。
下津井港で水浸揚げされた魚介類とのペアリングを考えて酒造りに取り組んでおり魚料理の旨味を引き立てて、魚の脂に勝る旨口の酒に仕上げるように心がけて造っています。
そして、米本来の味がしっかりするご飯の代わりになるような食中酒として飲み飽きしない旨口の酒。
そういった思いで日本酒造りに取り組んでいます。
【2】仕込み水へのこだわり
昔、蔵のある沿岸部は塩田で埋め尽くされていました。
炎天下の入浜式塩田で働く浜子たちの間で
喉を潤す冷たい旨い水として重宝された「えこみ水」と呼ばれた水でした。
海の近くなので「塩分があるのでは」と言われますが花崗岩(かこうがん)の地質で磨き抜かれた清洌な純水です。
【3】酒米へのこだわり
使用するお米は岡山県発祥の2大米を使っています。
「雄町米」と「朝日」の2種類です。
■雄町米
現在の「3大酒造好適米」の一つにも数えられている「雄町米」は、岡山の高島地域にある雄町地域で発見された酒造好適米の原種となります。
岡山県が生産量90%を占める岡山県を代表する酒米です。
■朝日
飯米の原種として岡山発祥のものがあります。
古くから「東は亀の尾、西は朝日」と美味しいお米の代表されていました。
2種の米をかけ合わせて現在の美味しいお米の大部分がつくられました。
味わいがスッキリしている為、寿司のシャリなどでもよく使われています。
食べても旨いし、醸しても米の味がしっかり出る酒になるという特徴があります。
【4】造りへのこだわり
蔵から数キロのところに日本を代表する委託精米所の新中野工業があります。
日本全国から高級酒用の委託精米が集まる企業が目と鼻の先にあり、自社精米所のような便利さで高品質な精米ができる環境にあります。
全量「特定名称酒」蔵ということもあり、決して妥協しない「全量吟醸仕込み」となっております。
すべての銘柄で「麹(こうじ)」は、箱麹にて手作りとし、時間と手間を掛けじっくり丁寧に仕上げています。
仕込みタンクも小型なものを使用し、醪(もろみ)温度の管理を徹底できるようにしています。
地元の漁港で水揚げされる海産物とのペアリングを主に考え醸しています。
「酒造り一筋」を心に備中杜氏の酒造技術で実直に酒造りをしています。
■720mlはこちら
- タイプ
- 純米吟醸
- 原材料
- 米、米麹
- 原料米
- 岡山特産酒造好適米『雄町』100%
- 精米歩合
- 55%
- アルコール分
- 18度
- 日本酒度
- +2
- 酵母
- 協会901号
- 酸度
- 1.8
- アミノ酸度
- 1.0