130周年を迎える飛鸞の挑戦！

2025年に130周年を迎える飛鸞（ひらん）の記念すべき限定酒。
今季のマイルストーンとしてリリースする「HIRAN’s Mile」です。
斬新なボトルデザインで専用箱入り、贈り物や特別な日の1本としてもおすすめです。


【蔵元コメント】
「この年にはこんなテーマでお酒を造った」という歴史を残したい。
それを実現する一本として誕生したのが「HIRAN's Mile」
名前には“マイルストーン”としての意味合いも込めました。
毎年リリースされる「Hiran’s mile」を辿っていただければ、その年ごとの飛鸞を味わいながら、歴史を振り返ることができる。そういうイメージで始めています。

■2025年の「HIRAN’s Mile」のテーマは「蔵付き酵母」
私たちが約5年間前から研究し、培養した蔵付き酵母を初めて使用したお酒です。蔵付き酵母とは、蔵に自然に住み着いている酵母を採取し、培養して酒造りに活かすものです。きょうかい酵母とは異なり、0からのスタートだったので、飛鸞としての新たな挑戦でした。蔵付き酵母の使用は全国的にもまだ多くなく、技術的な難しさがある分、飛鸞ならではのオリジナリティを出せる一本だと考えています。

数えきれないほど多くのの酵母の中から、No.2とNo.8の2種を選定しました。培養の安定化に苦労したのですが、設備の強化や管理体制を整えながら、ようやく安定的に使用できるまでに至りました。

No.2はリンゴ酸を多く生成し、発酵時に泡が高く上がるタイプです。一方、No.8はマスカットのような香りを持ち、穏やかで程よいリンゴの香りが特徴です。
初めてのブレンドだったので、どのような仕上がりになるか分からない部分もありました。予想ではマスカットの香りが強く出ると思っていましたが、実際にはオレンジや柑橘系の香りが前面に出ました。良い意味で予測を超える仕上がりになり、非常に面白い酒質になったと感じています。

アルコール度数は12%で、口に含むと柑橘系の香りが広がり、オレンジや蜜柑を食べているようなジューシーな風味が楽しめます。軽やかでありながら、しっかりとした酸の輪郭があり、バランスの取れた仕上がりになりました。

飛鸞は黒を基調としたデザインが多いのですが、130周年を記念して明るい色合いを採用しました。 無垢な印象を表現するため、白をベースにしたボトルデザインにし、ラベルには平戸の明るい雰囲気をモチーフにしたイラストを取り入れています。また、130周年を記念する要素をデザインの中に隠しているのも特徴です。楽しんでいただけるような仕掛けを施しています。

【蔵元No＋eより抜粋】