フュルスト
Weingut Rudolf Fürst
ドイツ・フランケン地方、マイン川沿いの歴史あるワインの町クリンゲンベルクとビュルクシュタット。
この地で800年以上続くワイン造りの伝統を受け継ぎながら、ドイツ最高峰のピノ・ノワールとリースリングを生み出しているのがフュルストです。
フュルストの個性を語る上で欠かせないのが、この地域特有の「赤色砂岩土壌」。
鉄分を豊富に含む赤い岩盤は、マイン川沿いの景観を象徴するとともに、ワインに繊細なミネラル感と気品ある骨格を与えています。
特にクリンゲンベルクの急斜面に広がるシュロスベルクや、ビュルクシュタットのツェントグラーフェンベルク、フンツリュックといった銘醸畑は、ドイツを代表するピノ・ノワールの産地として高い評価を獲得しています。
急峻なテラス畑はすべて手作業で管理され、石垣の維持や堆肥の運搬など多くの労力を要します。
しかし、その手間を惜しまない畑仕事こそが、フュルストのワインに宿る繊細さと奥行きを生み出しています。
乾燥した斜面に育つブドウは凝縮感を備えながらも過度に重くならず、暖かな区画の豊かな果実味と冷涼な区画の緊張感が見事なバランスを描きます。
ピノ・ノワールは長期間の発酵と約18か月の熟成を経てリリースされ、赤い果実やスパイス、土壌由来のミネラルが調和した優雅で長命なスタイルに。
リースリングは伝統的な大樽熟成により、透明感のある果実味と伸びやかな酸、結晶のようなミネラル感を表現します。
フュルストのワインは、ドイツワインの枠を超え、世界のピノ・ノワールやリースリング愛好家を魅了し続けています。
赤色砂岩のテロワールが描き出す、エレガンスと緻密さをぜひお楽しみください。






