神雷とは
「神雷」を醸すのは、広島の三輪酒造です。中国山脈の山あい標高の高い神石高原町に位置します。創業は享保元年(西暦1716年)と広島に60近くある蔵の中でも3番目に古い歴史です。裏山の井戸からは「軟水」、酒造蔵の地下から「中硬水」が得られるという珍しい環境にあります。
「神雷」の名前は、江戸時代、酒蔵に雷が落ちたが大きな災害がなかったこと、神の宿る国『神石(じんせき)』に所在すること、また「信頼して飲んでいただきたい」という思いを込めて命名されました。
◆神雷の特徴
1.軟水と中硬水を使い分け、柔らかく米味豊かでキレのある酒
2.食事により添い冷から燗まで楽しめる酒
3.広島を代表する酒米「八反錦」「千本錦」をずっと使い続けてきた酒蔵
「神雷」の味わいは、柔らかく米の甘み旨みがありながら、後半のキレもあるの良さを兼ね備えています。懐の深く食事に寄り添う食中酒として出番の多い酒です。
近年では、三輪杜氏を中心に先祖から受け継いだ環境を生かせる生酛造り(きもとづくり)に力を入れています。
神雷の風土と自然を味わえる神雷の蔵でしかできないお酒です。
神雷の生酛(きもと)の味わいの特徴
・エレガントな酸
・清涼感がありクリアーな味わい
・根底に流れる芯の通った力強さ
商品ラインナップ
■通年商品シリーズ(4種)
(1)黒ラベル=神雷 生酛 純米吟醸 千本錦
◎千本錦 55% 酵母無添加(蔵付き酵母)
エレガントな酸と軽やかな味わい。秋に向けていい熟成をして味がのってくる。
(2)青ラベル=特別純米 千本錦
◎千本錦 60%
神雷を一番体現している「米味豊かで清涼感のある味わい」。ゴージャスでふくらみがある。
(3)白ラベル=特別純米 八反錦
◎八反錦 60%
シャープな味わい。熟成するとふくらみがでてくる
★冷蔵庫5・6度にて瓶貯蔵
(4)緑ラベル=特別純米 八反錦 三温至福
◎八反錦 60%
熟成感やコクのある味わい。
★白ラベルと醪は同じ。熟成方法が違う。蔵内の大きなタンクで常温貯蔵
冷・常温・燗酒好きな温度帯で楽しめる。特に燗酒がおすすめ。
大和屋とのかかわり
三輪酒造の「神雷」を扱っているのは、広島市内では大和屋酒舗だけです。
当時あまり知られていなかった銘柄でしたが、 素朴でありながら芯のある味わいに当社社長・大山が惚れ込み、取り引きさせていただくことになりました。
その後、地道にその美味しさを共に広めていき、今では広島を代表する銘酒として多くの人に愛されています。